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新人賞/アシスタント募集

2018年08月30日

第41回 新人漫画賞 グランドチャレンジ 全作品編集長コメント

第40回月マガ新人漫画賞 グランドチャレンジ 編集長のコメント

※敬称略 ※順不同です。このナンバリングは評価の上下を表すものではありません。

  

奨励賞以上の受賞作品

  

1★漫画部門 佳作『カンプノウに流星群』河島笑利

サッカー漫画の新しい切り口を見せてくれたところが、非常に評価が高かった点です。内面的な、少年時代の精神の危うさを表現するのも上手いですし、サッカーシーンもアクションシーンとしてちゃんと迫力があって良かったです。ぜひ、この切り口を使ったサッカー漫画を描いていってほしいですね。

編集長のコメント
2★漫画部門 佳作『マザーフィッシュ』コダマダコ

母親が父親に殺されて、幼い子供の精神は思い出の中に閉じこもり‥‥。題材が非常に重く、夢の話か現実か読者に分からないような描き方も難易度が高いと思うのですが、見事に描き切っていて良かったです。迫力勝ち。

編集長のコメント
3★漫画部門 特別奨励賞『BAD SISTER』佐倉光

王道のファンタジー漫画なのですが、この作者の作品は、いつもキャラクター同士の関係性や愛情がしっかり丁寧に描かれていて、素直に感動できます。しかも、お話自体の作りは二転三転して、どちらに転ぶか分からない構成に仕上げてくるので、とても面白いです。大きなスケールの世界観を描く画力はまだないですが、キャラクターという武器で最初はしっかり世に作品を送り出してほしいですね。

編集長のコメント
4★漫画部門 特別奨励賞『神一重』松下賢吾

スタイリッシュな絵が目を引く作品で、特にバトルの決め絵は美しいです。キャラクターが生き生きとしていますし、ぜひバトルメインの漫画を、少年漫画らしいストレートな主人公で描いていってほしいと思います。

編集長のコメント
5★漫画部門 特別奨励賞『バロンの踊り子』如月ミモザ

神々の戦いの物語。世界観、設定、画面、すべてが高密度で描かれている超力作。少し情報量が多すぎて読みづらさもあるのですが、少年が少女の想いに応えて救う、という本筋がしっかりと描かれているので、気持ちよく読めます。この画力を最大限に活かしつつ、次は何の題材で描いてくるのか楽しみにしています。

編集長のコメント
6★漫画部門 奨励賞『かっぱらい』井上美穂

他の応募作と比べても、突出して画風が特殊で、描き込みがものすごいので、まずはそこに目を引かれます。お話自体は、わりと普通のお話なのですが、それがまた画風とのギャップがあって面白かったですね。この作者の方も、この画風をもって、次はどんな題材に挑戦するのかが楽しみです。

編集長のコメント
7★漫画部門 奨励賞『シンイ』広生

いじめの漫画なのですが、出てくる登場人物の思考がオリジナルで面白く、普通のいじめ漫画とは一線を画していました。特にターゲットにされた子の「不屈さ」がこの漫画に一味の違いをもたらしていますね。テーマを深く考えて作品へと昇華する力と、演出力、キャラクターを造形する力を持ち合わせていますので、このままたくさん描いてステップアップしてください。

編集長のコメント
8★漫画部門 奨励賞『偏愛と狂愛』戸賀環

すごく絵は上手です。特に表情の微妙な付け方で、感情がすべて分かるのは新人離れしていてすごいなと思います。設定もとても良く、最初のインパクトはあるのですが、話が進むにつれてキャラ頼みで、話がよく分からなくなってくるところが今後の課題ですかね。

編集長のコメント
9★漫画部門 奨励賞『No Face:』ひのはら。

殺した人と入れ替わる「顔無し」のお話。すごく面白そうな設定で、演出力も高くて良かったです。ただ、読んでいて予想を裏切られる展開やシーンはなく、ドキドキ感が消化不良な一面も。2か月前のエピソードは不要だったかなぁ‥‥。

編集長のコメント
10★漫画部門 奨励賞『あいまごっ!』奥羽一生

孫大好きのじいさんが、孫のボーイフレンドと入れ替わって、ドキドキの展開に。Hで良かったです。画力は十分なので、Hな作品で勝負するなら、たくさんの読者を満足させるために何人かヒロインを作るか、一つのジャンルに特化して読者を新たなHに目覚めさせていくか‥‥、これからを楽しみにしています。

編集長のコメント
9★漫画部門 奨励賞『終わりの世界とセーラー服』つっく

終末の世界と女子高生、という組み合わせは王道ですが、しっかり作者の中で世界観をイメージして表現出来ていると、やっぱり絵的な魅力がありますね。この作品も魅力を感じさせてくれました。まだ作品が「よく出来た描写」にとどまっている段階なので、これから「主人公の物語」を作り上げていく力を見せてほしいなと思います。

編集長のコメント
10★漫画部門 奨励賞『Mr.ブルペン』佐藤駿光

ブルペン捕手にスポットを当てるというのは、新しい切り口でとても良いと思います。ここは賛否分かれるところだとは思いますが、私的には投手に戻さずに、ブルペン捕手のまま話が進んでくれた方が良かったかなと感じました。プロと高校生が試合するのはダメなので、フィクションと言えど、守った方が良いリアリティには、作品を作る際に注意した方が良いかと。

編集長のコメント

  

ネーム部門

  

1★ネーム部門 佳作『宇宙人を自称する生徒への正しい対処方法』中村基

プロレベルの作品(とプロの方に言うのはおかしいのですが)で、描き手さえいれば、そのまま掲載して良いレベルの作品だと思います。ヒロインのキャラクター、そして主人公との関係性、どちらもとても楽しめました。

編集長のコメント
2★ネーム部門 奨励賞『エア・ソフト』トラ太郎

サバゲーものですが、話の構成がとてもしっかりしていて上手だなぁと思いました。しかしネームとしての完成度が高すぎて、漫画家さんに託す部分があまりなく、自分で描くしかないんじゃないかなとも思いました。

編集長のコメント

  

最終選考まで残ったが惜しくも受賞は逃した作品

  

1『魔剣のウルラ』高岸かも

先代大魔王の娘と、勇者の息子の二人旅。しっかりとキャラクターも設定も作ってあるのですが、あえて受賞に足りない部分を言うと、展開がストレートすぎて驚きが足りないかなと思いました。勇者の剣に変身できちゃうのは、かなりご都合主義な感じがしました。

編集長のコメント
2『私の落とし物を探してください』大久保舞

ジャンルとしてはホラーになるんだと思いますが、展開が唐突過ぎて、少しラストは読者を置き去りにする印象もあります。まだ絵柄が不安定ですが、絵のセンスは高いものがあります。たくさん描けばすぐに画力が上がると思いますので、どんどん描くようにしてください。

編集長のコメント
3『STEMER』座和

先輩警官の逆恨みで父親を殺された主人公が、スチーマーの技術をもって、相手を撃退。マッチョな絵とバトルに今後すごく期待していますが、この作品は設定が説明不足すぎて読者に少し不親切になっています。

編集長のコメント
4『wintering』メゾン高見沢

この作者の方の作品は、全体的な完成度は高くないのですが、ところどころに強烈に印象に残るシーンが入ってきて、それが頭から離れないような特徴を持っています。今回は回想シーンの中の、異常者に少女が襲われるシーンのディテールが凄かったです。作品の中で明確にギアが上がる部分があるので、そのギアを入れるタイミングをいっぱい作れるような設定の作品が出来れば最高ですね。

編集長のコメント
5『Wall,land Mark』中野しゅいず

壁を登って「オアシス」に行く。その先に隠された日本政府の企み。お話の最終盤に隠されたアイデアはとても面白かったです。ただ、そこまでたどり着ければ面白いのですが、それまで設定の説明がずっと続くような感じで、途中で読者が飽きてしまう危険性が高いです。せっかくのアイデアを活かすために、もうちょっと構成を工夫してほしかったです。

編集長のコメント
6『MATIの魔法』久本卓

火属性だけど、無能な魔法使いの少年と女の子の物語。しっかりと話を組み立ててはいるのですが、話が予測の範囲内で展開していくのと、設定が王道なので、少し退屈な感じはします。前回の野球漫画の時のような、ひねりやアイデアが欲しかったなぁと思いました。

編集長のコメント

  

その他の応募作品

1『死神のエシックス』箱木典也

お話は綺麗にまとまっていますし、キャラクターもそれぞれ好感度が高く、時々入る小ネタみたいなコメディも楽しいです。ただ、死神による死のタイムリミット、主人公がしなくてはいけない課題、ヒロインの存在、などの要素に目新しさがなく、よく出来ているわりにインパクトが残らないのが残念です。力はあると思いますので、ありがちな発想を超える、自分だけのアイデアが一つだけでも入ってくると、作品はガラッと変わると思います。

編集長のコメント
2『雨のあがる音“THE EMO`S”』秦野夏成

音楽において、最高の音を出すために必要なものは何か、というテーマ。こういう作品はよく抽象論と会話劇に陥りがちなのですが、ヒロインがFXでお金を稼いで、一度最高の機材とスタッフをそろえる展開を経ているのは、新しくて面白い展開だなと思いました。友人の天才少女も、「達成感を知らない」キャラの哀しさをうまく出せていました。絵がまだまだ未熟ですので、まずはキャラクターから練習して、上手くなってほしいと思います。

編集長のコメント
3『影導』山本南

『影蟻』という敵の設定。それと戦うために蜘蛛の戦士に己を改造した主人公。動物や昆虫の力を得て戦うヒーロー・怪人物の王道設定ではありますが、そこにちゃんと自分のアイデアを加えて仕上げているので、とても良かったです。影蟻を倒したシーンで、足元に蟻が無数にいたのが一番印象的でした。このシーンを筆頭に、ところどころハッとさせる絵があるので、演出センスも高いのだと思います。まだキャラの絵が安定しなかったり、画面がだいぶ白かったりしますが、これから鍛錬を積んで向上してください。

編集長のコメント
4『だいすき!ゼファールおじさん』郁魅デストロイ

木こりの師匠のキャラと、師匠に惚れ込んでいるヒロインの絡みは面白かったのですが、ありがちなフィギュアネタでオタクの生態をいじるだけになってしまったのは、ちょっと残念です。初期設定のおかしさを、そのまま広げていってほしかったです。

編集長のコメント
5『無題』吉原萌

最高の食=ゲテモノ料理を追い求める品行方正なヒロインと、貧乏舌で不味いものばかり食べて来たので料理がド下手になった主人公。二人が交わる時に生まれる最強のゲテモノ料理とは!? 不味さを追い求めるグルメ漫画は見た事なかったので、面白く読めました。不味いものを追求するヒロインの不気味さと異常な迫力がちゃんと出ていて良かったですね。演出で押し切れる力があるので、どういう題材に挑戦しても良作が今後も出てきそうで楽しみです。

編集長のコメント
6『ベル・エポック』安田智哉

天才を凡才が、どうやれば越えていけるのかというテーマの作品で、そのテーマはしっかりと消化できていたと思います。ただ、似たようなテーマの作品はたくさんあり、このヒロインの逆転劇ストーリーは、予想の範囲内で進むので、目新しさ・驚きという点では物足りなかった印象です。演劇というジャンルゆえの新しい突破口みたいなのが、見たかったなと思います。

編集長のコメント
7『きいろい傘』にのまえまこと

元々友達だった子のいじめに参加していた主人公は、その罪悪感の逃げ場をある女の子に求めていたが、その女の子がいじめられている事実に遭遇し、心が引き裂かれる――。いじめの話に、恋愛要素を少し絡めて、ひねったストーリーにしてあるところは良かったです。絵の問題もあるのですが、少しキャラクターの感情表現が単純すぎる感じはしました。「気持ち」が主題の漫画ですので、中間色というか、怒りと悲しみのちょうど間みたいな気持ちの時にどんな風に表情を描くのか、という部分にもっとこだわりを持てば、もっと良くなると思います。

編集長のコメント
8『ユメノオト』younon,/森藤文花

友人の死がのしかかって夢を追えなくなっている主人公。そこに、夢を応援してくれていた女の子の死がさらに加わった時、主人公は何を想うのか――。そこの心理描写はよく描けていたと思います。漫画を描くという夢に対し、主人公があきらめるのか、進むのか、その選択がストーリー上、もう少し予想不能な感じに演出できると、もっと良かったかなと思います。

編集長のコメント
9『水神さまは×××したい』みなみかわ

ちょっとHでおバカな設定も良いですし、お話の中盤くらいまではすごく笑えて、しかもストーリー的にも二人がくっつくのかどうか全く読めなくて面白かったです。最後に火神が出てきて二人がくっつくという展開は少し安易な気もしましたが、火神のキャラは良かったです。絵的な部分で、ヒロインも主人公も表情が固いのが気になりました。目がちょっと死んでいるので、目の描き方に気を付けて感情がもっと出るように工夫してください。

編集長のコメント
10『くるくるまわる』鈴木啓示

お話の入り方、構成はとても面白かったです。目の前で電車にひかれたオジサンの事がトラウマになった女子高生2人が~、というのもすごい入り方だなと思いましたし、そこからダンスアクションを見せ場にする漫画に仕上げるというのも、新鮮で驚きました。ダンスアクションについては、上手く描けているとは思うのですが、安定感がある上手さというか、スポーツ漫画に備わっていてほしい「画面から伝わってくる激しさや息遣い」みたいなものがもっと欲しかったです。

編集長のコメント
11『太陽のカケラ』『LOOSE GAME』タゴウミワ

前者は、人生に疲れを感じている主人公が、一睡の中でひまわりの夢を見て癒されるお話で、じんわり心に沁みてくる良作でした。主人公が今置かれている状況とひまわりのつながりなどが、もう少し具体的に分かるともっと感情移入して読めたかもしれません。後者はロックバンドのお話なのですが、こちらはリアリティを感じるようなエピソードがほしかったなと思いました。バンドを成功させるにせよ、諦めるにせよ、戻ってくるにせよ、きっかけとなる出来事がフィクション過ぎる(たとえば交通事故とか)と、共感しづらくなってしまいます。

編集長のコメント
12『鍛冶師と英雄と』原田勝幸

大河ドラマ的なお話で、戦時中の国で、登場人物一人一人が自分自身の生と向き合って生きている様子が感じられて、読み応えがありました。画面が白すぎる、キャラクターの線が弱くて絵がへたっているように見えるなど、かなり絵的な部分では改善した方が良い部分はあります。ただキャラの表情などに窺えるように絵自体は上手だと思いますので、修練を重ねてほしいと思います。設定が複雑で登場人物も多いので、少し焦点がぼやけているような印象も受けますので、このお話は「誰」のお話なのか、もう少しはっきり分かるような作り方をした方が良いかもしれません。

編集長のコメント
13『KURENAI』林めぐみ

すごく面白い設定とお話でした。ミステリアスな主人公と、追われている日本人の男の人、どちらの正体も二転三転して、意表をつかれました。ただ話は面白いのですが、主線が不安定で絵が雑に見えてしまうこと、画面が白くて全体の完成度を落としているところは要改善点です。それから、会話が長くて読むのが辛くなる瞬間があります。ある展開から次の展開に移る間の会話劇を、もう少し短縮してほしかったなと思います。

編集長のコメント
14『天才バビロン』(ネーム原作)藤枝憲司

ちょっと全体的に中途半端な印象でした。赤塚キャラのパロディ漫画がやりたいのか、日常生活の中に潜む狂気じみた人間を描写したいのか、それとも童話や歴史の中の深いテーマを描きたいのか‥‥。もう少し描きたいポイントをしぼらないと、原作としては難しいかなと思いました。

編集長のコメント
15『夢の中の英雄』(ネーム原作)秋乃克行

ヒロインの目が見えるようになる理由が「夢の中の英雄のおかげ」、というのはちょっと安易すぎて、ストーリーとしては面白みに欠けます。もし、そうしたいのであれば、もっと夢の中のお話とヒロインの現実に繋がりを作ったりして、ストーリー展開を工夫してほしかったなと思います。

編集長のコメント
16『バレエの祭典』(ネーム原作)松本理絵

主人公の周りにいたバレリーナたちは、キャラが立っててワクワクしたのですが、ヒロインの挫折からの人間ドラマが、これからという所で話が終わってしまっていたのが残念です。むしろこの先を読んでみたかったなという印象です。

編集長のコメント
17『ダメガネウォーズ』(ネーム原作)中原逸仁

設定は面白いと思います。ダサいメガネ族=通称ダメガネという発想は、作品の入りとしては笑えてインパクトがあって良かったです。この作品が本当にすごい作品になるには、その後のダメガネ達と生徒会のパワーゲームが面白くならないといけません。人は何によって裏切り、何によって奮起するのかという心理劇の部分をもっと掘り下げてほしかったです。

編集長のコメント
18『夢現書店へようこそ』(ネーム原作)有河柊季

展開作りがとてもうまいネームでした。助かるのか死ぬのか、最後まで分からないように作れてるところが良かったです。町の怪しい本屋さんで買った原稿や日記に書いたことが、現実になってしまうという設定は、ありふれたものなので、もう少し独自のアイデアが欲しかったですね。

編集長のコメント
19『切望のパンプキン』武林洋介

演技とは上手ければ良いのか?人を感動させるのに必要なものは? これを伝えるのに、無駄の無い構成とキャラ配置が出来ており、非常に読みやすい作品でした。ただ、この作品内のテーマと一緒で、テクニカル的には上手な作品なのですが、キャラクターの気持ちを強く感じたいシーンも、そうでないシーンも、同じテンションで描かれていて、メリハリがありません。画面の濃淡も、どのコマを取っても同じくらいなので、絵的な工夫を凝らしながら描ければもっと良かったと思います。

編集長のコメント
20『草道』匿名希望

薬師の主人公。父の代からの因縁も含めて、ムジナとの関係をしっかりと描いていて、読み応えのある作品でした。一方で、サインペンか何かで描いたような主線は弱々しく雑で、仕上げが適当なので、画面は白すぎます。せっかく良いストーリーを作れているのだから、絵もしっかり仕上げてほしいなと思いました。

編集長のコメント
21『お笑いをプレゼント』(ネーム原作)篠原優太

「お笑い論」という部分では、説得力のある考えが展開されていたと思います。「笑われる」か「笑わせる」なのか、とか。面白いと楽しい(明るい)とは違うとか。感覚的に誰にでもよく分かる部分からテーマを掘っているので、読みやすいです。物足りない部分でいうと、キャラクターです。お笑いについての考え方だけでキャラが出来上がっていて、他の人格的な特徴がないので、キャラの魅力にどこか物足りなさを感じました。

編集長のコメント
22『Sick』『ケンキタ』黒木斗文房

『Sick』は、展開が想像の斜め上を行くシュールさですが、強引に人を笑わせる破壊力があります。こういう作品は描き始めはいいのですが、最終的にどういうオチにするかが難しく、この作品もやや投げっぱなしなオチになってるのは残念です。絵はもう少し丁寧に描くことを心掛けてください。『ケンキタ』は、作者が思いついたことを逐次投入しているだけな印象なので、構成としては作品の体をなしてないです。現実の存在をいじる芸風でやるのなら、雑にいじるのではなく、もう少し丁寧に扱わないといけないかなと思います。

編集長のコメント
23『復讐のオートマタ―忘却少女―』(ネーム原作)山川幹太

話の内容的には、昔のいじめっ子たちに復讐を仕掛ける一人の少女の物語です。機械少女の設定自体は、最後に後付けのように出てくるので、作品の魅力には残念ながらつながってないです。いじめ物・あるいは復讐物の作品として捉えると、いじめの手口や逆襲の方法に目新しさが感じられないので、そこに作者なりのアイデアを出していってほしかったですね。

編集長のコメント
24『ミラクルカード』岡井広安

世界観がしっかりしていて、その世界で起こるイベントや、登場人物の立場などにリアリティが感じられてすごいなと思いました。ある謎をめぐる刺激的なストーリーのはずなんですが、絵が素朴で演出が淡白なので、画面に華がなく、どうしてもほのぼのしてしまうのが惜しいところです。

編集長のコメント
25『BOX』(ネーム原作)優弘裕

虐待されているうえに、いじめも受けている主人公の男の子と、同境遇の女の子の出会いの物語。男の子の心情が丁寧に追えていて、その点では良いと思います。ただ心理描写一辺倒で70ページ近くもあると、途中で読むのに飽きてきます。もう少し予想外の展開を入れるなどして、ストーリー的な魅力を出してほしかったなと思います。

編集長のコメント
26『RED CUTE』北畑博史

ストーリー自体は、主人公とその仲間達(強盗団)が強敵の隠し持つ地図を奪いに行くという、分かりやすい少年漫画な展開でした。こういう作品だと、一番重要になってくるのはやはりキャラクターなのですが、メインキャラもサブキャラも、立て方・特徴に既視感と古さが出てしまっている感じで、もう少しインパクトが残るようなキャラ作りをしてほしかったかなと思います。

編集長のコメント
27『NEZUMI』吉田祥

力作でした。キャラが生き生きしていましたし、絵的にもインパクトのあるコマがいくつもありました。ストーリーも「女の子を助けて冒険する」というザ・少年漫画的な魅力と「鼠小僧として盗まれた誇りを盗り返す」という作品固有の目的の両方がうまく組み込まれていて良かったです。画力がまだ不安定で、いい絵とバランスのおかしい絵が混在しているので、そこを直しながら次回作も頑張ってください。

編集長のコメント
28『クロスリード』(ネーム原作)山本真也

縁というものの考え方や、それを活かしたキャラ設定・世界観はすごくよく出来ています。これが文字原作だけなら、このアイデアだけで高い評価になります。ただ、ネームとして見ると、設定に基づいた会話が延々と続き、すごく読むのが疲れる作品になってしまっています。最終的に漫画になる時をイメージして、絵の魅力を引き出せるようなシーンや設定だけをうまく抽出してネーム構成できるようになれば、ネーム原作としての評価は上がります。頑張ってください。

編集長のコメント
29『館の夜に』『ラピスとヴァイン』(ネーム原作)

『館の夜に』は、しっかりと構成されているのですが、主人公たちが館の主の首を見つけるプロセスが簡単すぎて、盛り上がりに欠けました。首の隠された場所をめぐって、主人公たちが謎解きをしてみたり、館の住人たちの人間ドラマ的なエピソードをうまく組み込んでみたりしてほしかったです。『ラピスとヴァイン』は、話のラストが良かったです。領主すら自分が「人間」と思い込んでいた魔物だったというオチは、予想外の展開で面白かったです。

編集長のコメント
30『ああ、無能』(ネーム原作)小田ひろみ

「お勉強」をめぐる家族の中の温度差や、「学力」を元にした人間関係などはとても良く描けている作品だと思います。「スターウォーズ」に絡めた例えが頻発しますが、これについては間口が狭くなるとは言いませんが、あまり連発して使うと、読者の頭に「?」が浮かび、そこばかりが気になってストーリーを追う力がなくなっていきます。効果的に回数をしぼって使うようにしてください。

編集長のコメント
31『昆虫のお医者さん バグ族』北山美緒

昆虫のお医者さんという設定も絵柄も可愛いですし、ミツバチなのに花粉症、というのも面白かったです。ほのぼのとした漫画で好感度は高いのですが、せっかく草花の中の世界を描いているのに、その光景をしっかり描ける画力がまだないのが惜しいところですね。頑張って画力向上に努めてください。

編集長のコメント
32『漫才リベンジャーズ』(ネーム原作)清水裕貴

メインキャラの二人に青春っぽさが満ちていて、すごく良かったです。笑いに転化する事で生きていける家庭の事情だったり、漫才(二人)だから乗り切れるという確信だったり、二人で舞台に立つだけなのに、青春漫画に必要な要素が全部味わえて良かったです。女の子も可愛かったしね。

編集長のコメント
33『MAXIMAM―マキシマム―』破駕時央

ガタイは良いが、気が弱すぎる男の子がボクシングと出会い、自分を変える物語。キャラクターはとても自然ではありましたが、展開的にはテンプレで、読者の予想を超えるアイデアは全然なかった印象です。どこかで見た事のある作品にならないように、自分なりのアイデアをどこかに入れる癖をつけてみてください。絵はまだまだ発展途上。

編集長のコメント
34『影霊』石川輝子・石川暁子

鬼と調律師の歴史的設定や、それを分かりやすく読者に読ませる構成は巧みで、とても良かったと思います。ただ、この漫画のメインとなっているバトルアクションを、絵的にももっと華のあるものに出来ないと厳しいなという印象も受けました。画力向上に努めてみてください。

編集長のコメント
35『恋と迷子』竹田昌平

面白かったです。展開特化型というか、最初は迷子の親を探すという話だったのに、そこから話がどんどん広がっていくので、途中で読むのがやめづらい作りになっていて、最後までハラハラさせてもらいました。ネーム原作をしていくのに一番大事な能力を持っていると思います。あとは、マフィアとか、ベタすぎる設定を使わないように気をつければ、今の世代の読者にも受けるものが作れそうです。

編集長のコメント
36『Xdayの裏側』鳥海晃司

サンタの国からダメなサンタ姉妹が派遣されるお話。絵が急いで描きすぎて崩れてしまっているので、丁寧に描くことを心掛けてください。「第一話」と銘打ってましたが、応募作の場合、読切できちんと主人公の目的を提示して、それに向けた物語を完結させた方が評価は上がります。この作品は、ヒロインたちが時空の裂け目に入る手前で終わってしまっていて、そこが残念でした。

編集長のコメント
37『がーでぃあん』たぢかしゅんじ

昔、裏の世界の人間だったのが、足を洗って今は孤児院で働いている主人公。そんな彼を裏の世界へ連れ戻そうとする人間達。彼らの触手が孤児院の子供たちに伸びる‥‥。話はきちんとまとまって読みやすいのですが、こういう作品の王道展開通りに話が進むので、退屈な印象もあります。キャラクターデザイン、アクションシーンの描き方など、まだまだ絵的に未熟なところが多々あるので、練習して上手くなってください。

編集長のコメント
38『おかえり』松野圭良

難病の弟を抱えて、その弟を優しく強く見守る姉。そんな姉弟の病院での一幕を漫画にしたもので、シンプルな絵柄で絵自体はまだけっして上手くないのですが、表情から感情がしっかり伝わってきて、表現力のある作品だなと思いました。シチュエーションがふわっとしているので、病気の内容だったり、場所(土地柄)だったり、もっと具体的な設定を作ってあげると、もっとリアリティが高まって、共感度もさらに上がると思います。

編集長のコメント
39『食材と旅に出る』費子軒

人間を食料にしている怪物・モンスターたちに、人間が食べている「料理」の素晴らしさを教える、というコンセプトは今までなかった切り口で面白かったです。ただ、漫画の内容的には、人間相手の料理物とあまり変わらなかった印象です。「料理の心」とか料理自体の精神論ではなく、怪物それぞれの個性的な味覚に合わせた食べ物を色々と作るお話にした方が良かったかなと感じました。

編集長のコメント
40『オタク×ヒーロー』榎本璟

主人公のオタクな男の子が、幼馴染のヒロインに喝を入れられて、自宅の道場で鍛えられるはめに‥‥、というお話。話の内容や主人公とヒロインの設定としてはよくあるパターンではあるのですが、最後に主人公の隠された力が発揮されるところは読んでて爽快感がありました。ただ、そこまで読者がたどりつくまでに、「何でつなぐか」を考えると、まだ力不足かなと感じました。ヒロインが絵的にもキャラ的にも、もっと抜群に可愛く描けるとか、主人公のお笑い的要素をもっと強めて、笑いでつなぐか‥‥、話が王道だけに、何かプラスアルファが欲しい作品でした。

編集長のコメント
41『チビクロちゃんとチロイ先生』kyoto

学校に赴任してきた新先生と、学校の悪がき達が結びつくまでのエピソード。魔法が介在していますが、人間ドラマで読ませる作品だなという印象です。この画風だと、読者側からの印象では、やはり絵が少し雑に写ってしまうかと思います。キャラクターの表情の付け方などが独特で、それでいて感情表現がよく出来ているので、実は漫画としては上手いのですが。構図や演出も上手かったです。

編集長のコメント
42『リグレット・リピート』ada

雰囲気はすごく出せています。切なさや哀しみを伝えるための表現力が高いと感じます。お話の方は、いわゆるタイムリープ物で、ヒロインが過去に残してきた後悔を解決するために何度も生まれ変わるという設定。ヒロインが、従兄に対して感じている後悔が何なのかが、はっきり伝わってこないのが惜しいところです。ヒロインにとって、自殺してまで解決に向かわないといけない事だと思うので、そこをもう少し具体的に描いてほしかったです。従兄が自分を差し置いて、他の女性と付き合った事自体を変えたいのか、それともその時に嫌な事を従兄につい言ってしまって嫌われてしまった事なのか‥‥?

編集長のコメント
43『ヴィジュアル革命HISAME』波丘煌生

画風がもともと耽美な感じの作者なので、ヴィジュアル系バンドを題材にした、ちょっとコミカルな作品は合っているとは思います。ただ、作品自体はその画風に頼りすぎで、小さくまとまってしまったかなとは思います。このビジュアルなのに、めちゃくちゃリアルな話にしてしまうとか、もっとファンタジーな事が起きるか、極端でもいいので驚かせてくれるようなネタ、エピソードを、この作品では持ってきてほしかったです。

編集長のコメント
44『通報人』真田真行

SNSで事件を拡散させる「通報人」の主人公。承認欲求か、正義か、というお話の対抗軸がきっちり作れていて、上手いなあと感じました。キャラクターはしっかりと作れていたので、後はこの作品なりの見せ場というか、せっかくSNSを武器にしているので、ネット世界全体をもっと巻き込んで相手を倒すような派手な仕掛けが一つ欲しかったですね。

編集長のコメント
45『エアー・ハイ』星村定之

タイトルのごとく、家屋の屋根の上で、二人の男の子が武闘する作品。戦うのが何よりも好きなタイプの男を描くのが上手いなと思いました。表情から格闘好きな人間のカッコ良さとヤバさが伝わってきます。アクションを描く才能もあると思います。ただ、まだ体のバランスとかの描き方が未熟なので、練習を重ねてほしいなと思いました。

編集長のコメント
46『老犬ヒロイン』『ワンダーガール』『魂の代行人』桜島淳太郎

どれも面白かったです。設定を一番うまく活かしているなと思ったのは『老犬ヒロイン』です。そもそも魔法少女の正体が犬、というところが面白いのですが、その犬が年老いたから女子高生(中学生?)に後を継がせようとしているのが、さらに一ひねりあって面白いです。『ワンダーガール』も老人が若い女性に変身(改造)するという点では一緒なのですが、結局その新しい体が超パワーを持っていて事件を解決するというのであれば、お話としては特に特徴がないかなと感じました。『魂の代行人』は、途中でめちゃくちゃなキャラを出しまくってるわりに、最後は綺麗にオチるのが凄いなと思いました。全般的に絵がまだまだ雑で拙いので、まずは上達への近道として、丁寧に時間をかけて描くことを心掛けてみてください。

編集長のコメント
47『醜いアヒルのイサカ』モカヅマツモト

醜いアヒルの子から着想を得て作っている作品だとは思うのですが、アヒルの顔をした人間の何が一番辛いのか、という点がいまいち読者側に伝わってこないです。顔がアヒルだとモテないとか、人から嫌われるとかいうレベルですと、やはりテーマの掘り下げが足りないかなと思います。恋愛なら恋愛に、就職なら就職に、題材を1つにしぼって、もうちょっとキャラの心の深いところまでえぐれるようにしてほしかったなと思いました。

編集長のコメント
48『カラクリの幻師』はやしゆきのり

魔道師、機工師、魔術師など、「師」がつく職業の者たちを異能者として描き、光と闇の勢力に分けて戦わせるバトルファンタジー。この設定自体は面白かったですし、画面の隅々まで描き込まれた世界観へのこだわりも良かったです。惜しかったのは、肝心のバトル描写に動きがあまりなく、迫力を演出出来ていなかった点です。次作はここを課題として頑張ってみてください。

編集長のコメント
49『エリア:ダークネス』ト城夕哉

すごく興味を引かれる作品で、半滅亡後の世界みたいな場所で生きて生活している姉妹の、クールなキャラクターがカッコ良かったです。ただ、人体に影響を与えるほど空気が汚染されていたり、異形の化け物が出てきたり、死者を操る能力出てきたり、それに対する設定説明があまりにも抜けていて、話を100%楽しむには至りませんでした。絵もまだまだ拙く、雑な描き方をしているので、丁寧に描いて、画力を向上させましょう。

編集長のコメント
50『肉麺器』原京平

タイトルがぶっ飛んでいたので、ある意味楽しみに読んだのですが、わりとタイトルのまんまの作品で、笑いを狙いにいってるわりには、ちょっとひねりが足りないかなと思いました。逆に、このタイトルで、読者を感動、ぼろ泣きさせるくらいの純愛物だったりしたら、面白かったけどなぁ。

編集長のコメント
51『ゆるいぞ。』たいし

ヒロインの女の子を中心に、サブキャラも含めて、コメディ(コント)としてのノリは完成しているので、特に注意するべきことはありません。個人的にも、うさぎの顔面に「くびれ」ネタで何回もパンチが入るのは笑ってしまいました。ただ、ギャグ漫画として総体的にみると、少しインパクトが弱いですね。もっと強烈なキャラが中心にいるような形のギャグ漫画にも挑戦してみてほしいです。

編集長のコメント
52『虐待法』E・P

ペットを虐待した人間を、ペットが虐待された方法と同じ方法で処罰する『虐待法』。この設定のアイデアはとても面白かったです。ペット虐待を取り締まる側のボスの壊れっぷりや、ホラー的な演出も上手く、物語から恐怖と狂気が感じられて良かったです。ただ、お話のラストの、虐待法の真の目的は「人間を虐待するため」だというのは、それを何のためにやるのか、説得力が少し弱いかなと思いました。

編集長のコメント
53『ほのくら博物詩』

家に引きこもって、アゲハ蝶を芋虫の状態から観察し続けている女の子・くららちゃん。彼女がなぜそんなに「虫好き」なのか、を芋虫の蛹化のプロセスとともに紐解く作品。虫好き女の子のくららちゃんのキャラ設定が面白いのと、芋虫の蛹化の丁寧な説明が、派手さはないですが面白く、すいすいと読まされました。お父さんとの関係や過去話をさらっと入れて、ちょっとした感動物に仕上げているのは上手いなと思います。話が劇的な展開をしたりはしないので、相対的に地味な印象になってしまっていますが、力はある作者だと思いますので、次作も期待しています。

編集長のコメント
54『BLACK ZONBIE』桜井博巳

ゾンビの脳に電極を打ち込んで操る事で、労働力として使用している企業。そこで管理者として働く主人公もまたゾンビだった‥‥。ゾンビ物はたくさんありますが、ゾンビを労働力として扱った設定は初めて読みました。とても面白かったです。残念な点を言うと、小さな女の子のゾンビとの心の交流で、二人が人間に戻ってしまった後の、企業に対する脱出と反撃の展開をもっと盛り上げてほしかったです。クライマックスが少し弱かった印象です。

編集長のコメント
55『あちらこちらの事情』堀内亮汰

ブス専のヒロインが、友人のツッコミにもめげず、クラスのブサイク男子に告白して、「俺、メンクイだから」とふられる一連のプロセスが大好きです。お互いの友人がクールなのが、キャラを際立たせてて良いですね。ブサイク男子の見た目に、もう少し特徴があった方が良かったかなという点と、ヒロインのブサイク男子への想いの一人語りがちょっと長すぎたのが惜しい点です。

編集長のコメント
56『アヲクサ』葛城

陰口を叩かれ、自分の声が嫌になってしまっているヒロインに、「ブルーグラス」という音楽を一緒にやらないかと誘うクラスメート。絵、特にキャラクターの表情などがまだまだ固いのですが、画面全体で演出された雰囲気はとても良いです。コンプレックスをヒロインが乗り越えていくお話ですが、これといった大きい展開もなく、ストレートに解決までたどり着くのでは、ストーリー的な面白みに欠けますし、悩みのそもそもの説得力にも疑問符がついてしまいます。このヒロインの辛さがどこにあるかを、もっと読者に感じてもらえるように、ストーリー展開にアイデアをしぼってみてください。

編集長のコメント
57『メガネの池田』井野壱番

悪徳企業・デスコンツェルンからやってきた刺客は、勝売道具・傘を武器に操る女戦士。ヒロインは実家のメガネ屋を守るために勝売道具・メガネを駆使して変身し、見事敵を撃退できるか!?とにかく画力が高く、密度も高く、絵が上手い人だなぁと感嘆させられます。これだけ絵が上手いので、シンプルなストーリーで勝負するのはむしろ良い事だと思いますが、はっきり言ってちょっと長いです。キャラ同士のやりとりも楽しみどころだとは思いますが、ちょっとダラダラとやり過ぎで、むしろこの画力で繰り広げられる戦闘シーンをもっともっと見たかったなと思います。

編集長のコメント

※ネーム原作作品は、希望者のみのコメントとさせていただきます。また応募作のうち、同一作品の改稿バージョンや、過去の応募作と同一世界観・設定の作品へのコメントは、感想の重複となるため、控えさせていただきます。

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