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新人賞/アシスタント募集

2019年11月06日

第1回 月刊少年マガジンコミック大賞デビュー」 入賞者発表

リニューアル第1回! 力作・怪作、才能豊作!! 大賞100万円出る!! 即デビューも一挙9名!!!
‹漫画部門>大賞1本+入選1本+準入選1本+佳作4本+奨励賞4本 ‹ショート漫画部門>入選1本+佳作1本+奨励賞1本 <作画部門>入選1本 <ネーム部門>なし

新川直司先生
総評

受賞者に若い人が多くて素直に嬉しいです。しかも総じて画力が高く、描きたいものをしっかり原稿に落とし込めていて素晴らしいです。自分は行き当たりばったりだったなぁ…お恥ずかしい。どうしても既存の漫画の影が見え隠れします。いつかは脱却しなくてはなりませんが悪いことではありません。仕方のないことです。創作は模倣から始まります。重要なのは描くことです。ネームを描いて、絵を描くのです。描いて描きまくるのです。その中で生まれる他人と違うものを見つけて大切に育てて下さい。それはあなたの唯一無二の個性であり、この先、生涯の拠りどころとなる作家性です。

総評
特別審査委員 総評
特別審査委員 前川たけし先生 村枝賢一先生 審査委員長 本誌 高見編集長審査副委員長 マガジンRチーフ

『佳作』以上受賞作は、全作品こちらに掲載中!

〈漫画部門〉
大 賞 賞金100万円 +原稿用紙500枚+賞状+CLIP STUDIO PAINT EX+Wacom Intuos Pro Medium
「テンチュウ」大瀬戸陸(18)広島県
あらすじ

高校2年生のカナコは、援助交際相手に恐喝を繰り返していた。だが、客が差し向けた謎の男・漆原に最愛の妹を人質に取られ、カナコは奴隷同然に。とうとう漆原と対決する覚悟を決めたカナコ。そこに現れたのは――!? ダークすぎるヒーロー、ここに見参!


新川直司先生のコメント

細部に神経を使ってる作品です。そのせいかリアリティがあり生々しく、登場人物達の言動に感情が揺れ動きます。個人的に、立ち姿が決まっているのが良いですね。それだけではなく自分のカッコいい絵はコレだと言わんばかりの主張が随所に伝わってきます。残念なのは結末が読めてしまうところです。話の展開から仕方ないかなとも思うのですが、読めた先に一工夫欲しいですね。謎を残したまま終わるのもありですが、読み手に謎の答えを想像させるヒントくらいは欲しいかなと、物語の引きとして。

前川たけし先生のコメント

高見編集長のコメント

暗くて救いのない、リアルすぎるほどリアルな世界観の中で、キャラクターの瑞々しさが光っています。しかし少年漫画にはワクワクさせる何かが必要で、そこには課題が。他の誰にも描けないヒーローを生み出してくれるのを楽しみにしています!

高見編集長のコメント
★[連載&単行本化権]獲得!★ ★「月刊少年マガジン12月号」に掲載中!★
入 選 賞金50万円+ベストストーリー賞1万円+原稿用紙500枚+賞状+CLIP STUDIO PAINT EX+Wacom Intuos Pro Medium
「山赤子」クスノキ陽菜(18)島根県
あらすじ

赤子の声が響く山。村で薬を、山で毒を売る薬師の少年・幹人は、その「山赤子」の髪をとき「薬」を吐かせ、口づけをし「毒」を吐かす日々。そんな繰り返しに生きる意味を見失う彼は、とある村の少女に恋をするようになり…? これは少年と怪異が紡ぐ命の物語。


新川直司先生のコメント

決して後味がいいとは言えない結末を納得できたのは異形のものに魅入られる人物をしっかり描けているからだと思いました。設定の不可解さや疑問さえも物語を彩るファクターのようです。くらべて人間同士の交流や心理描写は腑に落ちることしかなく、うまい対比になっています。気になるのはやはりページ数でしょうか。省略し、まとめることも作家の技量です。腕の見せ所です。世界観はすでに持っている作家さんなので処理能力を向上させれば死角なしですね。

前川たけし先生のコメント

高見編集長のコメント

怪奇譚ながら、ただよう官能。一流の文学作品のような読後感でした。人物の造形に課題はあるものの、画面から伝わる情報量が多く、豊かな情感が溢れます。ラストについては、やや尻すぼみな印象。最後にあっと驚かせてほしかったです。

高見編集長のコメント
★「マガジンR6号」に掲載中!★ ★ベストストーリー賞★
準入選 賞金30万円+マガジンRチーフ賞3万+ベストバディ賞1万円+原稿用紙500枚+賞状+CLIP STUDIO PAINT Pro
「CHIKITA」森野十梨(23)愛知県
あらすじ

ネガティブ思考な少年・鳥谷は、進学先で不思議な同級生・鬼山と友達になる。しかし鬼山の正体は、なんと「人の感情を食べる鬼」だった! 自分の負の感情を鬼山が食べる…そんな奇妙な関係を築いた鳥谷だったが、さらなる怪異事件に巻き込まれ…!?


新川直司先生のコメント

「綺麗な絵を描く人だな」という第一印象です。ふとした絵の構図も素晴らしく、良いクセを残したままの画力向上を切に願います。ページレイアウトも上手で引っかかるコマ運びもないので物語に集中できます。ただそのコマ運びが一定で終始淡々と進んでいく印象を受けました。そのせいか「一番みせたかったのはここ」といった意思が届きづらかったように思います。シーンの長短やコマの大小でメリハリをつけるのも飽きさせることなく読ませる方法です。大胆にコマを割るシーンがあってもよかったかな。特に後半。主人公の性格が好きだったのでもう少し掘り下げて欲しかったのは個人的願望です。

前川たけし先生のコメント

高見編集長のコメント

設定とキャラがマッチしていますね。人物の表情も多彩で読者を飽きさせません。ただ、「なんの話なのか」がわかるのが遅いです。導入部は読者を掴む非常に大事なパートなので、コンパクトかつインパクトのあるものを心がけてください。

高見編集長のコメント
★マガジンRチーフ特別賞★ 12月20日(金)発売「マガジンR1号」に掲載! ★ベストバディ賞★
佳作 賞金20万円+ベストスリラー賞1万円+初投稿賞3万円+原稿用紙500枚+賞状
「狂懦奇譚」ただの學介(20)宮城県
あらすじ

転んで頭を打って以来、シシと名乗る謎の“首なし怪異”に憑りつかれてしまった澪。「視える」体質になってしまった澪にまとわりつく低級霊を喰ってもらうため、澪はシシとの奇妙な共同生活を続けるのだが……!?


高見編集長のコメント

演出にキレがあり、キャラも生き生きとしていて高い将来性を感じました。一つ助言をするなら、漫画は読者の「夢」を叶えてくれるものです。たとえば「最強になる」とか「女の子にモテる」とか。そこを考慮に入れた物語作りをしてみては?

高見編集長のコメント
★ベストスリラー賞★
佳作 賞金20万円+高見編集長特別賞3万円+ベスト演出賞1万円+初投稿賞3万円+原稿用紙500枚+賞状
「ENLIL」小笠原基(16)愛知県
あらすじ

アフカル(吸血鬼)と人類の戦争が続く世界。戦士・レオンはアフカル随一の天才。ある日、戦闘訓練の中で親友のリュードイに重症を負わせてしまった彼は、「戦い」に身を捧げた友の人生を肯定するため戦争に臨む。身一つで数多の敵を薙ぐその姿は、まるで風神のようで…。


高見編集長のコメント

ややわかりにくいものの、随所に高い知性を感じます。特にバトルシーンにセンスがあり、神話を元にしたワード使いにもワクワク感がありました。とはいえ、第一の課題は画力です。 頭の中にあるものを、それ以上の迫力で表現できるよう、修練あるのみ! 小笠原さんのこれからの成長が、大いに楽しみです。

高見編集長のコメント
★高見編集長特別賞★ ★ベスト演出賞★
賞金20万円+原稿用紙500枚+賞状
「Border Line」ナカオハジメ(23)東京都
あらすじ

立ち向かえ、弱肉強食の劣勢に――。高校生・先崎は、いじめを受け入れ、敵わない相手には逆らわない日々を過ごす。そんな彼が、ある日「ドッヂボールの法王」を名乗る謎の老人と出会い…? 過去の自分、弱き自分に一線を引くドッヂボール青春ストーリー!!


高見編集長のコメント

一つ一つの演出が凝っているし、画面構成が上手。サービス精神旺盛ですね。反面、主人公が課題を克服できた理由が、精神論に終始してしまいました。ドッジボールというテーマならではの、技術的な裏付けのあるアイデアが欲しかったです。

高見編集長のコメント
「Border Line」ナカオハジメ(23)東京都
佳作 賞金20万円+原稿用紙500枚+賞状
「GECHU」池間潮(24)沖縄県
あらすじ

弱肉強食、グラフィティアートの世界で生きる少年・月中。彼は新たな絵が描けず、自信を無くしていた。一方、かつて共に高めあった友人・マックは今や街のスターに…。そんなマックが突然「グラフィティをやめる」と言い出して――!? グラフィティアート×青春物語!!


高見編集長のコメント

グラフィティという難しいテーマですが、アイデアが豊富で説得力がありました。一方で人物の造形が弱く、彼らの苦悩や歓喜がもう一つ伝わりません。絵柄は非常に個性的で魅力があるので、それを活かせる世界観を模索していってください。

高見編集長のコメント
「GECHU」池間潮(24)沖縄県

奨励賞 賞金15万円+初投稿賞3万円+原稿用紙500枚+賞状

「トキワのキセキ」穂高歩(28)東京都

「トキワのキセキ」穂高歩(28)東京都

高見編集長のコメント

過剰なまでの描き込みは見事。見たこともない生物へのワクワク感が喚起され、引き込まれました。画力は高いのですが、相対的に人物造形の弱さを感じます。やはり漫画はキャラクターが命。人物デザインの向上を心がけてみてください。

高見編集長のコメント

奨励賞 賞金15万円+初投稿賞3万円+原稿用紙500枚+賞状

「ネクロポリス」アヅミイノリ(23)東京都

「ネクロポリス」アヅミイノリ(23)東京都

高見編集長のコメント

登場人物が多いのに、ストーリーが分散せず最後まで楽しめました。連載向きの作家さんですね! アイデアも面白いのですが、そこにリアリティーを与えるにはまだ画力・演出力ともに足りない印象です。次回作での成長に期待しています。

高見編集長のコメント

奨励賞 賞金15万円+初投稿賞3万円+原稿用紙500枚+賞状

「棘人」松本栄一(28)埼玉県

「棘人」松本栄一(28)埼玉県

高見編集長のコメント

一目でわかる明快なアイデアですね。画面から伝わるパワーがすごい! キャラから迸る熱量が魅力的で、まだまだ伸びる才能かと。作品のメッセージ性が台詞だけで語られてしまい、説教臭いのが難点。「絵で伝える」ことを意識してみては?

高見編集長のコメント

奨励賞 賞金15万円+初投稿賞3万円+原稿用紙500枚+賞状

「SEEKERS ─シーカーズ─」原作/オノレノジ(23)埼玉県 漫画/骨折りプー助(25)東京都

「SEEKERS ─シーカーズ─」原作/オノレノジ(23)埼玉県 漫画/骨折りプー助(25)東京都

高見編集長のコメント

画力の高さは圧倒的な武器ですね。描き込みの量もあって素晴らしいのですが、人物の表情には少しもの足りなさが残りました。ストーリーに新味が乏しいのも残念です。「まだ見ぬ物語」を求めて、もっともっと欲張ってみては?

高見編集長のコメント
〈ショート漫画部門〉
入選 賞金30万円+新川直司先生特別賞3万円+原稿用紙300枚+賞状
「なりたい主人公じゃない」和満(25)東京都
あらすじ

超能力で人知れず世界を救う……そんな物語の主人公に憧れる中学生・スガタ……の幼馴染のミナリは、世界を救う超能力を持つも積極的には救わない少女。スガタが憧れるような主人公じゃない。彼女が守りたいものとは…? 少し不思議で等身大な青春コメディ!


新川直司先生のコメント

キャラも立ちすぎるほど立っており、張られた伏線に「ふぉ!」と唸る場面もあり、後味が爽快なよく練られた作品でした。対比構成になっておりどうしても前半は長くもっさりした印象です。立ちすぎている言動に慣れてしまえば中盤からは楽しいので、いかに前半を楽しく読ませるかではないでしょうか。(たぶん女の子の主人公から感情移入しやすいのだと思います。)読みやすくするため、やはり絵とネームの整理が必要です。この密度ならあと数ページ増やしても問題ないかもしれませんね。

前川たけし先生のコメント

高見編集長のコメント

ショートギャグかと思わせて、展開は徐々に予想の斜め上に。ラストは感動しました。この構成力はお見事! 細かいネタの積み重ねで、読者を飽きさせません。やや記号的な絵柄が気になりますが、ヒット作家を目指して大振りしてください!

高見編集長のコメント
★12月20日(金)発売「マガジンR1号」に掲載!★ ★新川直司先生特別賞★
佳作 賞金20万円+ベストエモ賞1万円+原稿用紙300枚+賞状
「スペースウォーク」河原夏翔(22)京都府
高見編集長のコメント

スクール水着の彼女とプールサイドで過ごす夜。男子の夢が詰まった設定ですね。絵も上手ですが、もっとフェチズムを発揮してもいいのでは? ラストがやや尻すぼみなので、最後に最高のシーンを持ってこられるよう、工夫しましょう。

高見編集長のコメント
★ベスト エモ賞★

奨励賞 賞金10万円+原稿用紙300枚+賞状

「初恋痛」栗崎きんぐ(31)千葉県

「初恋痛」栗崎きんぐ(31)千葉県

高見編集長のコメント

可愛い絵柄で、女の子の様々な表情を見られるという明快な売りがあります。設定もロマンティックで良いのですが、さすがにこのラストは…。外性の追求と同時に、読者の期待にいかに応えるかが大切なのではないでしょうか?

高見編集長のコメント
〈作画部門〉
入選 賞金20万円+原稿用紙300枚+賞状
「Battle Angel」島巡耕(27)神奈川県
高見編集長のコメント

かなり難しいお題ネームに苦戦した投稿者が多い中、自分なりの解釈を入れてカッコいい画面を作ってくれました。キャラクターデザインにもセンスがあります。まさに即戦力として、一日も早く連載を開始してください。期待しています!

高見編集長のコメント
「Battle Angel」島巡耕(27)神奈川県

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